誰にも気づかれることなく…

これを書いている。
これを最後に書いたのはもう何年も前の話で、「アンテナ」に残されたリンクの先にいるのも、
これまた何年も前の僕の知っている方々であった。
もちろんリンクの先の方々は、もうこの世界には存在ていないわけで。


こんなにも儚く無常な気持ちになるくらいなら、僕もこのサイトなんか思い出さず、
このまま放り出したままで、記憶から葬り去ってしまったほうがよかったなんて思う。

そういえば前回は文科省について書いていた。
今読むと「なんか、若かったなぁ」なんて思ったりもするのだが、その反面、
なんだかバイタリティみたいなものも感じる。

金とか名誉とか、誰かに認められたいとか、そんなことばかり考えていて、
でも等身大の自分を見つめなおすと、やっぱそれなりの成果しか得ていない。
それは誰が悪いとかじゃなくて、単純にそれは自分の今出せる結果であって、もちろんそれを自覚している。

「世の中が悪い」

なんて死んでも思わないが、そんな「世の中が悪い」と言い切ってしまう無頓着な若さと、エネルギーに時々憧れる。

「昔はよかった」とも「今に満足している」とも思わないけど、
「未来はよくなる」なんて考えたら、それは楽観的でお調子者な発言だろうか。
うーん、希望を持つことは決して悪いことではないと思うが、なんか違う。

とにもかくにも、「明日はきっと良いに決まってる」なんて自分に言い聞かせてみようか。
「遠い不鮮明な未来」に期待をするより、「閉塞感に侵されそうんな明日という未来に希望を抱く」くらい許されるんじゃないかって思いながら。



とりあえず……書いてみよう。
うん…まだかける。
まだいける。