リクエストナンバー「強い人間」

 今日は、僕の大学の友人からのリクエストで「強い人間とは」について書きたいと思います。他人からのリクエストに答えるというのは、何かプレッシャーを感じます。例えばの話、僕は大きくもなく、小さくもない、どこにでもあるような冷蔵庫を持っているとします。冷蔵庫の中には、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、牛肉、そしてカレー粉があります。まぁ、この具材から言えば誰もが「カレー」を連想するし、僕もかなりの確立でカレーを作ろうとします。でもお客さんが「焼きそばが食べたい」と言ったら、僕は焼きそばを作らなくてはいけないのだけれども、使える具材と言ったら…ニンジンと牛肉くらいですね。カレー粉はもちろん、タマネギもジャガイモも使わない。そして何より「麺」が必要です。だから僕は「麺」を買いに行かなくてはいけない。僕の冷蔵庫には「麺」がない。そして僕の冷蔵庫には「強い人間を説明するための想像力とか発想力、そしてボキャブラリー」がない。だから昨日の夜、買出しに行ってきました。遠かったなぁ。
 
 「強い人間」ものすごく抽象的な言葉です。範囲が広すぎる。だから答え方も抽象的な表現にならざるをえません。だけど、なんとか具体的に答えようと努力します。「強い人間」僕はサッカーに興味があるので、サッカーの分野から「強い人間」について述べたいと思います。
 サッカーで注目されている選手、それはやっぱり海外組ですね。否が応にもそうなってしまう。まぁ良いと思いますよ、僕も十分そうですしね。中田、中村、稲本、小野、僕の中ではザッとこのような選手名が挙げられます。(高原もいる)彼ら、強い人間ですよね。僕はその強さに頭が上がりません。中田選手は非常に頭が良い(と言われている)し、コミュニケーションをすごく大事にする(と言われている)から、あんなに流暢にイタリア語を話せるようになりました。中村選手は非常に努力家だと思います。日本にいたときはフィジカル面の弱さが露呈されていたけど、今ではそれを「ボディバランス」という、「体の強さ」とはまた違った方面を鍛えて体負けに対応しています。小野選手はもうチームには欠かせない存在であります。彼は天性のプレーヤー(もちろん努力もしたでしょう)で、派手なプレーヤーに思いがちですが、玄人好みのプレーを「サラッ」とこなします。稲本選手は、自分の真骨頂である「ボディコンタクト」の強さを、プレミアリーグというボディコンタクトの非常に強いと言われるリーグに飛び込みました。
 以上4選手について書きました。共通点があります。みんな目的を持ってそれに向かっていく姿勢が見られます。もちろん、好不調の波はありますので、そこでは上下しますが、全体を通してみたときに、姿勢は明らかに上向きであります。そして1番大切な「結果」を出している。結果を出すのはどの社会にもあり、シビアであるのだけれど、シビアさ故に全体を通してのベクトル(Kさん、使わせてもらいます)が下降してしまう、これは「弱い人間」であります。

 結果が出ていない人、出そうな人、出た人、さまざまですが、全体を通してのベクトルが上向きである人間、これが「強い人間」ではないでしょうか。ちなみに今日の僕はベクトル下向きです。でも全体通して上向きだから自分で言うのも何だけど強く生きています…と思います。