マメ山田

 最近の僕は風邪をひいたということもあって、よく映画をみるんですね。いやぁ〜神様、仏様、プレステ2様です。一体お前は何の映画をみたんだ、となりますが、豊田利晃監督の「青い春」と「ナイン・ソウルズ」が良かったですね。豊田監督は、僕が電波塔となって流行らせた「アジアン カンフー ジェネレーション」の「君という花」のプロモを手掛けたお方であります。
 最初に僕が手をとった作品は青い春なんですが、まぁ、青い春もナイン・ソウルズも、選んだきっかけは松田龍平の存在があったからなんですけどね。この人は知ってますよね。そう、故松田優作松田美由紀の間に生まれた子供ですね。いやぁ〜、どちらの作品も結構、陰湿感漂うシチュエーションなんですね。もちろん、感動もあるし、笑い(もちろんギャグ的な笑いではありません)もありますが、基本的に陰湿な感じがしました。そんな中、松田龍平のあの一重瞼の眼差しは鋭いです。でもなぁ〜んか、どこか美しさも感じさせるんですね、あくまで僕の感性ですけど。いや、松田龍平を美しいと感じる人は多いハズ。ナイン・ソウルズの中で、松田龍平が兄貴をレンガで殴って殺してしまうシーンがあるんですが、その〜正直気持ち悪いんですね、そのシーン。血が吹き上がって、松田龍平の顔は真っ赤に染まってしまうんですが、多分俺の感性イカれてるんだろうな、その赤がキレイに見えたんです。芸術に関しては無知な僕だけど、その赤色と顔が赤く染まった松田龍平が芸術作品に見えました。
 おっと、松田龍平のことで事を終わらそうとしてしまった。ごめんよ、マメ山田マメ山田、名前の通りものすごく小さい。体型は誰がみても幼児体型、でも顔は完成度の高い男性いや、中年。多分、発育障害なのだろうと思うが、彼の存在感はものすごくでかい。下手したら主演の原田芳雄松田龍平をも飲み込んでしまう感があり、映画をみていて半ば危機感さえ感じた。主人公をかき消してしまうほどの存在感に。とにかく、彼の起こすアクション1つ1つがとてもでかいのだ。ナイン・ソウルズは文字どおり、脱獄した9人のその後の生き様を書いているのだが、9人もいたら人物に対する意識は自ずと拡散するハズなのに(そのうち僕の知っていた俳優は、原田芳雄(主演) 松田龍平 國村準 千原浩史 板尾創路マメ山田、でっけぇ、本気でけぇ。
 マメ山田好きな人募集します。マメ山田でビール1杯いけます。