睡ming

日本住民が待ちにまったであろうG・Wも、瞬きする間もないほどの早さで終演を迎えた。
そしてそんな一、日本住民である僕の「歯抜けのようなG・W」週間もいつの間にやら……
そして訪れた魔の手、
「5月病」
僕の精神と肉体を確実に蝕んでいる今日この頃。
連休明け当日、僕はむさぼるようにリポDを飲んだ。リポビタンゴールドを飲んでもおかしくなかったあの時、「5月前病」とでも言おう、あの連夜の多額出費というちょっとしたオフサイドトラップに引っ掛かり、結局僕はリポビタンノーマルしか飲用できなかった。


「5月病」の初期段階は睡魔だと僕は思う。
花粉の散布が終わり心地良い真の春が到来、電車内でバッサリと脱いだスーツを僕はお子様が前掛けをするかのごとく首からかける。
そんな熟睡臨戦体勢十分の僕は、案の定、竹の塚で下車できず北越谷の駅のホームで一服をかます
睡魔に負けた自分を攻めず、有給休暇の無いことを僕はこの上なく恨んだ。
そんなお門違いなフィーリングだって、「5月病疾病者」の僕にとっては男前だ。


最近僕の周りでは「偽5月病患者」が急増している。
パチンコに負けた知人が
「5月病引きずってるなぁ〜」
「喋るなボォケィ!」(byドギャエモン)

彼女とうまくいっていない同僚が
「5月病かなりおめぇ〜」
「倦怠やワレ!」(懲りずにドギャエモン)

上司にいびられた社員が
「5月病が根本の原因だな」
「おみゃぁの無能さ故の結果じゃ!」(他人に厳しいドギャエモン)

根源のわからない疲労から来る睡魔に襲われている僕が
「やっぱ5月病の初期段階は睡魔だな」
「夜9時に消灯してしまえ!」(向かうところ敵なしのドギャエモン)


ところで昨日、僕はドギャエモンと「5月病」について討論した。
「ロボットは寝ねぇよ、あぁどうせロボットは寝ませんよ〜だ!」
夜な夜なア−リータイムス片手に「カツオのたたき」を食べながら「5月病論くそ食らえ」なドギャエモンは、かなり男前である。でも結局翌朝、消化機能を持たないドギャエモンの体内にある「カツオのたたき」を処理するのは僕なのである。ア−リーは彼の潤滑油みたいである。ア−リーを飲んだ翌日の彼はかなり軽快だ。
「軽快?」
忘れてた。「5月病」の即効薬。
「ア−リータイムス」
そういうことだよね?ドギャエモン。言うことキツイけど、アドバイス出してくれてたんだね。
サンキュー、ドギャエモン。
僕、明日から毎晩ア−リー飲むよ。


「『5月病』対策にはリポDでもゴールドでもアリナミンでもありません。ア−リーです。朝から晩までア−リーです。寿司、テンプラ、ア−リーです。』