憂鬱なる日々から絶望なる未来へ、という歌

最近じゃめっきり、僕の持ち得た微々たる感性までも鈍りの一途を辿り
目の前の仕事の山に現実という名の絶望を感じている。
人生の歯車を僕はリズム良く刻んでいると思っていたが
ギシギシという軋んだ音色は止むことを知らないらしい。
未来を夢見てたあの頃は、嫌なことさえ時間が浄化してくれていたのに
今じゃ自身のキャパを超越したないものねだり。
今以上の何かを求めはするけれど、変わらぬ現実に安堵感を抱く今日。
「あの頃は良かった」
なんて思い出に耽るのはとてもダサイと思ってた。
今でもそれに変わりはないのだけれど、
多分今では絶望なる現実と対峙するための単なるつよがりとしてのセリフ。
中年ばかりの職場では、結果イズムの荒波にさらされる。
不毛な時間はないと上司は言うが、今いる現実が不毛だという矛盾
妥協が己を蝕む社会、卑怯が横行する毎日。
給料泥棒と罵られているアイツ、盗んだ物すら自己投資。
転職時代と叫ばれる世の中、僕の次なる場所は何処だというのか。
知人の親父は職安通い、中年のセーフティーネットの職安も、
金髪男女がたむろする。
せめて親父に職を分けてやれ。
こんな盲目的な現実だけど、イチローがヒットを打てば喜ばしい。
殺人事件は悲しいし、政治家たちはバカばかり。
アナーキストと叫びたい、胃に穴が開くほどに叫んでやりたい。
スペシャリストと願いたい、アイツのノドを切り裂くほどに。
サンキストを食べてみたい、口を潤す潤滑水。
バンプレストで遊びたい、部屋に引きこもるほどに。
残念賞で胸張りたい、落ちるとこまで落ちてやる。
ワンマンショーで生きていたい、
各駅停車で生きてみたい、
笑ってアイツを殴りたい、
それでもやっぱり恐いから、
昨日の自分が明日の自分。