孤独を物質化できると思った日。
ありきたりで平凡な日曜日。
ありきたりで平凡な日曜日なんていうのは、人それぞれであって、
午前8時起床の人もいれば、俺みたいに朝9時起床、飯喰って2度寝して午後2時起床、なんて人も。
ふぅ。
何をやるわけでもなく、しょうがなくタバコをふかすわけでもなく、誰からか電話がくるわけでもなく。
それが平凡なのか、それとも退屈なのか、はたまた幸福なのか。
連日の残業、その渦中では、
「休日ダラダラプラン」
なるものを俺は企画設定しているわけだが、実際に現実として存在されるとそれはそれで困惑し、終いには 迷惑プランであることに気付く。
はぁ。
俺の孤独は夜、爆発する。
俺の孤独にリミッタ−はない。爆破予告なくして爆発する。
俺はその爆破に対して全く準備ができていないから、容赦なく空虚な気持ちは繁殖する。
俺のタバコは孤独を誘発する。
タバコを吸いながら見た星は、俺の孤独を増幅する。
吸い終わったタバコのフィルターが俺の指で折られる。
そのフィルターは俺の中にある心柱を象徴する。
そんな時の俺は、粗大ゴミとして捨てられた冷蔵庫にもなれるし、
こんな時の俺は、闇夜に浮かび上がる深夜の自動販売機にもなれるし、
どうでも良い時の俺は、時計の秒針を10分くらいは眺めていられる。
ほぉ。
「この世に存在する万物、その全てが孤独の象徴となる時がある」