飲みの回
さて、何から話そうか。
ああ、これがいい。
先日、俺は「おぎやはぎ」の「おぎ」か「やはぎ」のどちらかに会った。
俺には「おぎ」と「やはぎ」の違いがわからない。
とりあえず、総武線でその日みた「おぎ」だか「やはぎ」だかは、青いメガネをかけていた。
さて、本題に入ろうか。
所詮ここでの「おぎやはぎ」は、軽いデモンストレーションみたいなもんだからね。
先日、俺はミロスさんとオキクさんとヨ−スイさんとで飲んだんだ。
何て言うのだろう?
良く言えば、どこにでもあるとても賑やかな飲み会だったが、
悪く言えば、何ともデキレースな飲み会だっただろう。
デキレース?
何を根拠に俺が「デキレース」と声高に叫ぶか。
席に着いてまず一杯目がビールであること。
こんなのデキレースとは言えない。
一杯目ビールは決してデキレースじゃない。
じゃあなんだ?
お通しがマカロニだった。
この飲み会がデキレースであるなら、お通しは
「マカロニ」
ではなく、
「きんぴらごぼう」
これこそデキレースのはじまり。
じゃあ何が、何がデキレースだったんだ?
そう。
やっぱりそう。
二次会が「ラーメン翔竜」
こんなもんだ。
相方は誰?
ガチでミロスさん。
俺の中では決まっていた。
彼が芋焼酎をガッつき始めた時から。
彼が「ラーメン翔竜」に行くオッズ
「1.0」
単勝1番人気でありながら、俺を引きずり回すその馬力。
もし俺がジョッキーなら、発走直後に自ら落馬を選ぶ。
買い物カゴにセールの大根を入れた、ルンルン気分な奥様のごとく、
ミロスさんのバックには飲みかけの芋焼酎。
もちろんルンルン。
あの時の俺は、
そう、ミロスさんと共にしていた時の俺は、
一体何にすがりつけば良かったのだろうか?
オキクさん?
いや、ヨ−スイさん?
いやいや、見知らぬ客引きのおねーちゃんでも良かった。
ただ1つわかること。
それは帰宅後のミロスさんは、死にものぐるいで便器にすがりついていたということ。
そう、その事実が1番大事。