名称未設定フォルダー2

車中、子供が熱中症で死ぬという事件が、夏場にかならず数件起こる。

おれはその疑似体験を、今まさに行なっていて、耐えきれずに30分でエンジンをかけ、クーラーMAX環境下に設定する。

ホルダーに立て掛けられていた爽健美茶の半分くらいは、暑さのために気化していた。

おれは我慢弱い。

湯槽には10分浸かれないし、かといって水風呂も無理だし、頻尿だし。    ゴキブリみたら7オクターブくらい出すし、ゴキブリが飛んだら、死んだふりをゴキブリ以上にうまくやれるし、アメリカに行けば、ハムスターよりもヒマワリの種を貪れる。                 それにしても、今、玉川の高島屋の駐車場で留守番をしているのだが、なんせ高級車が多い。      ベンツ、ボルボフォルクスワーゲン、ポルシェ、そしておれの車、ホンダのミニカ。

「ホンダミニカ、ただいまアイドリング中」

クーラーをつけている今のおれは、まさにその状態なのたが、ホンダのCMで、
「ホンダはアイドリンカーを応援します」

なんて掲げたら、まず環境大臣にお呼びがかかる。

それにしても、なんて後向きネーミングだろうか、この「ミニカ」

幼児が遊ぶ「ミニカー」くらい小さいことを例えたいのか、それとも小さくしたことで「ミニ化」を訴えたいのか。

その辺は定かではないが、どちらにしろネガティブなもんだ。

それなら「ホンダ刑事(デカ)」とかはどうだろう。強そうだし、早そうだし、何しろ「デカ」ということで大きいイメージ。でも実際は小さいから、名前に似合わず小回りが効く。全国のホンダさん、いかがでしょうか?

さてさて、同乗していた営業が帰って来たので、ここで終わるとするが、それにしても軽自動車のシートは固い。

「ホンダ、ハードシート」

いかがなものか。もれなくオプションとして、エンジン音のバイブレーター付き。

名称未設定フォルダー1

オレの勤務地は秋葉原に位置する。
もっと具体的に言うと、住所は浅草橋なので、最寄駅をあげる場合、適当な駅は浅草橋駅に該当するわけだが、

「オレもオタクの仲間入りなのだよ」

と声高に叫びたいが為に、オレは皆に、

「オレ?オレはアキバだよ」

などと、軽いウソをつく。
いや、完全なるウソではない。
オレの下車駅は純粋な「秋葉原」だから。
要するに、

「勤務先は浅草橋だけど、下車駅は秋葉原だよ」
というのが面倒臭いので、一言、

「オレ、アキバ」

もう少し要約して、

「オレ、オタク」

それでも世の中では通用する。世の中では、
オタク=アキバ
確実に成立している方程式である。



そんなこんなで、秋葉原を利用して丸1年が経とうとしている。
ただ情けないことに、秋葉原を利用して1年が経とうとしているのにもかかわらず、オレはまだ1度も「メイド喫茶」を利用したことがない。
そんな「偽りオタク戦士」なオレなのに、目の前の秋葉原名産品を無視しているのに、その先に存在する「執事喫茶」にオレの気は傾いている。
未だにJR秋葉原駅構内で迷子になるオレなのに。


ギャラクシーエンジェル
皆はこれを知っているだろうか?
名前からいって、明らかに「アキバ系産物」なのだが、オレはつい先日、このキャラクターを知ることとなった。
オレが「昭和通り改札」を目指す時、いくつかのエスカレーターを利用するわけだが、その、
ギャラクシーエンジェル
なるキャラクターのポスターが、所狭しとエスカレーターの壁に貼られている。駅構内までもが「アキバ色」に染められるその姿を見た時、オレは多大なる恐怖を感じた。

「オレはアキバに相応しいのだろうか。オレはいつになったら『偽りオタク戦士』の『偽り』が外れて『オタク賢者』になれるのだろうか。」

そんなブルーなオレは、秋葉原での希望を失った。
エスカレーターで対向してくる者たちの中で、オレに希望を与えてくれる者はいない。ライムな香りを醸し出す人がいない。
ただそんな中、1人滅茶苦茶に笑顔な男が対向者の中にいた。


「アキバ賢者さん!」

オレは狂喜した。
彼は紛れもなく「アキバ戦士」からレベルアップした「アキバ賢者」だった。「アキバ賢者」の目線は、レーザービームのごとく「ギャラクシーエンジェル」に注がれている。そして笑っている。
ただ黙々とエスカレーターに身を任せている人々の中、彼の存在はライムの臭いを醸し出した、純粋な「アキバ賢者」だった。

オレは満面の笑みだと思った。
遠めからは確実に笑っていた、アイツは。
それなのに、
近場で見たら、
苦笑いだった。

何故だ?「アキバ賢者」がなぜ「ギャラクシーエンジェル」を見て苦笑いをする必要がある?
アキバワールドじゃ、
ギャラクシーエンジェル=満面笑み
じゃないのか?

オレの中で、戸惑いと恐怖が渦巻き、その傍らで好奇心が急成長を遂げている。
オレはポスターに目を移した。
2頭身で目の大きい、いかにも「アキバ」なキャラクターそこにはいる。
アキバキャラクターのそのほとんどは、2頭身か8頭身でできている。
その2頭身キャラクターにテロップがついていた。

ギャラクシーエンジェルが発売延期になっちゃったよー」

発売延期で苦笑い。
そんなわけで、オレも、過ぎ去った「オタク賢者」「周囲の者」「ギャラクシーエンジェルのキャラ」その3点を見回して苦笑い。

翌日、ポスターは1枚残らず剥がされていた。
そのポスターの行方、「オタク賢者」の行方は誰もシラナイ。

忘却の末

書こうか書くまいか迷った末に、とはいえ、何だかんだ言ってつらつらと文字を走らせている。
何ヶ月ぶりだろうか?
更新しない理由を


「俺、今ミクシィですから」


などと、はてな離れを露呈し続けるわけだが、
以外と俺のいないところで、このはてなダイアリーは盛り上がっていて、

「俺なんかいなくてもはてなダイアリーは動いているし、勝手に地球は自転してるし、高濃度茶カテキンは苦いんだなぁ。」

と疎外感に浸る。

ただ、もっと頂けないことがあって、それはとにもかくにも、俺には知人が少ないということ。
ミクシィでの友人カウントもここまでで7人。もう自己満で書いている。


先日、Dメンツ長男と会った。
長男はアル中患者のごとく酒、酒、うるさかった。
でも、それはある種仕方ない。
仕方ない理由はここでは言わない。
まあ、あえて言うなら、その

「仕方ない」

の種類は俺が

「仕事辞めたいと思うのは仕方ない」

という類の「仕方ない」に似ているから、と勝手に俺は解釈している。

 それにしても、これほどまでに何かを投げ出したいと思ったことはなかった。
長男に

「最近お前元気ないよな」

とストレートに言われた。まぁ、そこそこ長い付き合いでもあるから、俺の気持ちも察してくれているということだろうか。

「あぁ、その通りだよ、長男。」


矛盾とか理不尽とか、社会にはそんなもんばかりだとは最初からわかっていて、
希望とか目標とか、ささやかな楽しさとか喜びとか、

そんなもん今の仕事にはないみたいだ。
何と言うか、熱くなれる部分がない。

「今の段階でわかるわけねぇだろ!」

と、諸先輩方にどやされるかもしれないが、今のモチベーションでは、熱くなれる(かも)しれない段階まで行けないことが目に見えている。

「今やめたら、転職先でも通用しない」

その言い分、意外に納得できる。それも一理あり、だ。
でも、変なところでポジティブな俺は、そんな言葉を次の職場でやっていくためのバイタリティーにしかねない。いや、する。確実にする。意外と根に持つ俺は、あらゆることをしっかりと覚えている。
だから、俺個人が嫌な思いをさせられた場合、最終的にそれを俺は約1、5倍くらいで返す。


なんかすっごく嫌な文になってしまった。
ミクシィが恋しい。
何故ここに書かないかというと、それはこんな愚痴を書いてしまうことにあるかもしれない。
何故かはてなで俺は愚痴っぽくなる。


さてと、転職先、探しますか。
えーっと、リクナビnext……クリック!!

ヴォーカルについて 〜至上最強のヴォーカル論〜

ベースボールで大衆の注目を浴びるのは、ピッチャーか4番あたり。

サッカーではキャプテンかストライカーか、そしてある程度の実力で注目されることが多いだろうGK。

バスケだと……どこだろう?バスケはあまり知らない。

テニスならシャラポアだし、相撲なら琴欧州



バンドなら?



もちろん、それはヴォーカルだろう。
いくら、
「バッカ、ベースのがかっこええねん!」
とか、
「どあほう、ドラムやさかい!」
とか。

まぁ、ほざけ。

俺ん中じゃヴォーカルなんだよ、ヴォーカル。
そう、ハイド、ハイドであってグレイなの。
おっと!グレイじゃなくてテルね。「ティーイーアールユー」のテル。
サバイバルですよ。
とても和やかにサバイバル。


ヴォーカル…自由ですよぉ〜。
覚醒剤やって法律は許さないけど、一部ではそれがカッコイイになっちゃうんですから。
酒でノドを潰しても、


「音楽活動を続ける上で必要だと思い、ノドを潰しました」

なぁ〜んてメディアで発言しちゃえば、翌日のスポニチでは、

「ヴォーカルKEN、音楽活動で新たなる野望、新天地を模索!」
なんて見出しですよ!1面ですよ!

そしてバンドに飽きたら解散。
理由?理由なんて


「音楽性の違い」


この一言で一蹴ですよ。
何度この言葉に蹴り飛ばされたことやら。
まぁ、こんなの建て前ので、大体のバンド解散の本音は、
「ベースが牛乳嫌いだから」
とか、
「ヴォーカルの息が臭い」
とか、
「ギターの弦が4本しか張ってないから」
この辺の理由が事実といったところだろう。
まぁ、最後の
「ギターの弦が4本しか張ってないから」
は確実にイジメで、残り2本はタンバリン担当が切ったに違いないのは確かなのだが。


さてさて、ヴォーカル理論とやらをサブタイトルにしたわけだが、
2006年度版ヴォーカル白書(日本音楽協会出版)これによると、
ヴォーカルに必要なスキルは、なんのことはない、
「ヴィジュアル」
これらしい。
ハイド…
テル……
ガクト…
サンボマスター



いや、ラスト違う。
サンボマスターは結構な確立で違う。
やつらの持ち味はソウルだ。
ヴィジュアルじゃない。


浜崎あゆみ
大塚愛………
森三中………
中島美嘉




これも違う。
道中違う。
森三中はヴォーカルじゃない。
どちらかと言うと、俺の中じゃややローカル。



とにもかくにも、俺にはヴォーカルはむりということ。
一生懸命、一般人やっていきます。

怠惰について 〜半分優しさ〜

バファリンの半分は優しさでできている」
いつの日か、俺はこんな問題提起をしてから、
「それじゃバファリンのもう半分は厳しさでできている」
こんな想像ブログを書いた。


その時のとあるコメントを俺は見逃した。
有無を言わさずに俺はスルーした。
見ず知らずのお方からのコメントで、というのは多分前向きなイイワケである。
い〜や、イイワケに前向きも後ろ向きも無い。
最近俺は知り合いのコメントでも見ず知らずのコメントでも、散々スルーしてきた。


先日、とある知人から(俺は誰かれかまわず「知人」を多用する)


「最近更新してないね」


こんな言葉をプライベートメールより頂いた。その返信で俺は、


「今週中に更新します」


と書いて早1週間。
すでに約束の「今週中」は過ぎていた。
そして前回のブログ更新日を見ると12月9日。


怠惰。

ナチュレに怠惰。

ビック怠惰。

サマンサ怠惰。

つまらない。



昨年末、俺は思いきり風邪をひいた。
バファリンは飲んでいない。
hannbunnyasasisaさんの言葉
バファリンの残りの半分はただの風邪薬ですよ!私の半分もただの人間ですが…優しさには、精神的な部分に効果があるので…ようするに気持ちの問題!!をサポート、みたいな?!すなわち…私の優しさの部分とバファリンの風邪薬の部分があれば風邪は治るということですね♪』

改めて読むと、これがとても心にしみた。
こういった言葉を、俺は実際に風邪をひかなくては理解出来なかった。
まだまだ未熟男子と反省したのである。

今年の目標は、女心を多少は理解できるような成熟男子とする。
道のりは遠し……

P・S・
正月中に風邪気味な俺はテレビにて「電車男テレビ版」を観ていた。
多分、あのドラマでのエルメス役の伊東美咲の魅力は犯罪級である。
でも、久しぶりに恋をしたいと思わせてくれた彼女の演技に感謝。

飲みの回

さて、何から話そうか。
ああ、これがいい。
先日、俺は「おぎやはぎ」の「おぎ」か「やはぎ」のどちらかに会った。
俺には「おぎ」と「やはぎ」の違いがわからない。
とりあえず、総武線でその日みた「おぎ」だか「やはぎ」だかは、青いメガネをかけていた。


さて、本題に入ろうか。
所詮ここでの「おぎやはぎ」は、軽いデモンストレーションみたいなもんだからね。


先日、俺はミロスさんとオキクさんとヨ−スイさんとで飲んだんだ。
何て言うのだろう?
良く言えば、どこにでもあるとても賑やかな飲み会だったが、
悪く言えば、何ともデキレースな飲み会だっただろう。



デキレース?



何を根拠に俺が「デキレース」と声高に叫ぶか。

席に着いてまず一杯目がビールであること。
こんなのデキレースとは言えない。
一杯目ビールは決してデキレースじゃない。


じゃあなんだ?



お通しがマカロニだった。



この飲み会がデキレースであるなら、お通しは

「マカロニ」

ではなく、

きんぴらごぼう

これこそデキレースのはじまり。


じゃあ何が、何がデキレースだったんだ?

そう。


やっぱりそう。


二次会が「ラーメン翔竜」


こんなもんだ。

相方は誰?

ガチでミロスさん。
 
俺の中では決まっていた。
彼が芋焼酎をガッつき始めた時から。
彼が「ラーメン翔竜」に行くオッズ


「1.0」



ディープインパクト




単勝1番人気でありながら、俺を引きずり回すその馬力。
もし俺がジョッキーなら、発走直後に自ら落馬を選ぶ。

買い物カゴにセールの大根を入れた、ルンルン気分な奥様のごとく、
ミロスさんのバックには飲みかけの芋焼酎


もちろんルンルン。


あの時の俺は、
そう、ミロスさんと共にしていた時の俺は、
一体何にすがりつけば良かったのだろうか?

オキクさん?

いや、ヨ−スイさん?

いやいや、見知らぬ客引きのおねーちゃんでも良かった。

ただ1つわかること。

それは帰宅後のミロスさんは、死にものぐるいで便器にすがりついていたということ。



そう、その事実が1番大事。


                                                            

ホワイトバンドの回

 俺にはよくわからないが、ホワイトバンドというものが最近、いや、ちょっと前から流行っている。
俺は人生の中で、手首に何かを巻いたことが数回しかない。


時計。


リストバンド。


ワゴム。


多分この3つが俺の中で着用頻度が高い物たちなのだが、
1番着用頻度が高いだろう物が、


「ワゴム」


これが事実。

でも、いくらなんでもこれでは満五十歳、夫の収入が少ないが為にスーパーのレジで働いているパートの奥さんが、
「あ〜ワゴムの置き場所がないわ〜、しょうがない、マイリストに巻いておこうかしら的リスト」
だと民衆からバカにされてしまうので、俺は致し方なく知人から、

「お前、何腕にワゴムなんか巻いてんの?」

とか言われたら、すかさず、

「お前チョ−パンピーじゃん!これは今流行りの『黄土色バンド』っていうんだぜ!略して『オーバンド!』」
俺はこの一言を叫んで優越感に浸る。
優越感ほどの麻薬はない。
俺はそう自負している。

ただ「黄土色バンド」までは何とか「ホワイトバンド」の新色バンドとして民衆をゴマかせているのだが、



略して「オーバンド」



ここまで調子に乗って言うと、結局「オーバンド」は「ワゴム」の名前としてメーカーが使っているので、
「黄土色バンド」の正体が「ワゴム」だということがバレてしまう。


ただ俺は思う。

この腕に巻いている「ワゴム」が、もしスーパーで働くレジの奥さんが巻く「細いワゴム」ではなく、
あまり日常で使うことのない

「極太ワゴム」

これならバレることはないだろう。

そしてもし「ホワイトバンド」のように、
「黄土色バンドは何に対してのチャリティーなの?」
そう聞かれても、
「これは夫の収入が少ないが為に、スーパーのレジで働く奥さんたちに対してのチャリティーなのだよ。」

俺はこう胸を張って言える。


最近、よく手先がシビれることがある。
体調不良だと思っていたが、実は「極太オーバンド」が俺の血流を止めていたらしい。


「極太オーバンド」をファッションとして使うのは、やはり規格外らしい。